株の達人新聞 平成22年03月08日
◆3月第1週の日経平均株価の動向と今後◆

3月第2週の主な市場スケジュール
| 8日(月) | 1月国際収支(8時50分) 2月マネーストック(8時50分) 2月景気ウォッチャー調査(14時) |
| 9日(火) | 1月景気動向指数(14時) 2月工作機械受注(15時) |
| 10日(水) | 1月機械受注(8時50分) 2月企業物価指数(9時50分) 1月卸売在庫(米国) |
| 11日(木) | 1月貿易収支(8時50分) |
| 12日(金) | 先物・オプションSQ 2月小売売上高(米国) |
テクニカル分析
月足チャートは、60ヶ月移動平均線はやや下向きで、株価は同線を20%以上下回っています。6ヶ月移動平均線は横ばいで、株価は同線を上回って下値支持線となっている間は上昇基調の動きです。先週も下向きの24ヶ月移動平均線と上向きの12ヶ月移動平均線の間で推移していますので、両線のどちらかに抜けるか確認が必要になると思われます。
日足チャートでは、75日・200日移動平均線共に上向きで、200日移動平均線の上に75日移動平均線があります。株価は、75日移動平均線を上回っていますので、同線を下値支持線としている間は上昇基調の動きです。短期的には、10日移動平均線が下値支持線となっている間は堅調な動きになると思われます。10日カイリ率を注視する必要ががあります。
3月10日と11月27日安値を結んだ線が下値支持線となっている間は、中期的に上昇基調と思われます。
また、11月27日と2月9日安値を結んだ線が下値支持線となっている間は上昇基調の動きと思われます。1月15日と1月21日高値を結んだ線が上値抵抗線となっていましたが、5日時点で同線を上抜けましたので、反対に同線が下値支持線となれば底堅い動きと思われます。
また、2月4日と22日高値が上値抵抗となっていましたが、同レンジを上抜ける動きになっていますので、目先は1月高値を意識した動きになる可能性もあると思われます。ただその前に、1月15日高値から2月9日安値までの61.8%戻りを上抜けするか確認する必要があると思われます。
75日線形回帰トレンドは、右肩上がりの上昇トレンドで、株価は-1μを上回っています。今後、中心線を上値抵抗線として、-1μを割り込んだ場合はトレンド転換する可能性があると思われます。
14日RSIは、5日時点で61%台で上向きです。2月中旬の安値から上昇していますので、下値支持線を上回る間は上昇基調と思われます。
12日は3月SQになりますので、前後の動きには注意が必要と思われます。また、NYダウの動向にも注視する必要があります。
◆ベクトル◆
日々の終値を基準に、株価の騰落の傾きを計算します。目先の株価変動には反応しないため滑らかな線となり、一定期間のトレンドを把握でき、相場の転換点を捉えるのに有効なテクニカル指標です。
ベクトルの目盛り表示は固定せず、銘柄によって変動します。見方は、ベクトルがゼロを中心にプラス圏内にあるときは上昇トレンド、マイナス圏内にあるときは下降トレンドと判断します。
売買方法は、トレンドに逆わらず売買する順張り方法と、トレンドとは反対に売買する逆張り方法の両方ができます。
上記のチャートは逆張り方法で、売買ポイントは、ゼロ以下のマイナス圏でベクトルとその平均線とのGクロスが買いタイミング、ゼロ以上のプラス圏でベクトルとその平均線がDクロスが売りタイミングという方法です。
→さらに詳しい「ベクトル」の見方・使い方はコチラ
過去のベクトルの検証
東証1部 ファーストリテイリング(9983)を取り上げて検証してみましょう。
▼参照画像:ファーストリテイリング(9983)

ベクトルは、一定期間のトレンドを把握する指標になりますので、ベクトルの向きが重要になります。目先の株価には反応しないため、ベクトルの向きとは反対の動きになることもあります。
09年7-9月は、細かくベクトルが平均線とクロスを繰り返していますのでGクロスやDクロスで売買すると結果的にマイナスになることにあると思われます。相対的には、ベクトルはマイナス圏内ですので、下降トレンドの動きになっています。
09年10月には、ベクトルがプラス圏内に入ると株価は上昇トレンドの動きになっています。その後、ベクトルはDクロスになって、一旦株価は下落、再度高値更新しています。その間ベクトルは下降傾向です。
つまり、10月後半にベクトルがDクロスになった時点で、高値警戒とゾーンになっていたことになります。ベクトルの動きとはタイムラグがありますが、株価はその後下落傾向になっています。ベクトルは、株価の天底を捉えるいうより、相対的な相場の転換点を測る指標になります。
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