株の達人新聞 平成22年08月23日
◆8月第3週の日経平均株価の動向と今後◆

8月第4週の主な市場スケジュール
| 24日(火) | 7月中古住宅販売件数(米国) |
| 25日(水) | 7月企業向けサービス価格指数(8時50分) 7月貿易統計(8時50分) 7月耐久財受注(米国) 7月新築住宅販売件数(米国) |
| 27日(金) | 7月全国消費者物価指数(8時半) 7月労働者調査(8時半) |
テクニカル分析
月足チャートは、60ヶ月移動平均線は下向きで、株価は同線を30%前後下回っています。6ヶ月移動平均線も下回っていますので、同線を上値抵抗線としている間は下降基調です。20日時点で、24ヶ月移動平均線が下向きで前回同様、同線が上値抵抗線となっています。
日足チャートでは、75日・200日移動平均線共に下向きで、200日移動平均線の下に75日移動平均線があり中期的には下降基調の動きとなっています。株価は、75日移動平均線を下回っていますので、同線を上値抵抗線としている間は下降基調の動きです。短期的には、10日と25日移動平均線も下向きで、株価は両線を下回っていますので、上値抵抗線となっている間は下降基調の動きです。
中期的には、7月13日と11月27日安値のレンジを下値支持帯としています。しかし、4月27日高値を基点として、6月21日高値と結んだ線を上抜けましたが、同基点と8月3日高値を結んだ線が新たな上値抵抗線となっていますので、同線を下回っている間は上値は重いと思われます。
7月14日と28日高値を結んだ線を上値抵抗線として、そのチャネルラインを7月22日安値から引いた線を下値支持線としています。この下値支持線を割り込むと09年3月10日安値から10年4月5日高値までの上昇幅の61.8%戻りを意識した動きになると思われます。
75日線形回帰トレンドは下降トレンドで、株価は±1μの範囲で推移しています。8月12日安値以降、株価が-1μまで達していないため、同安値を割り込まず+1μを上回れば上昇の動きも考えられます。反対に、中心線が上値抵抗線となった場合は安値更新の可能性もあります。
20日ボリンジャーバンドは、バンド幅はやや拡大傾向で、株価は-1σを割り込んでいます。今後、-1σを割り込んでいる間は上値が重い動きと思われ、-2σを割り込んだ場合は下落の勢いも強くなる可能性も出てくると思われます。
日本国債の価格が上昇基調で、株式市場から資金が流出していると思われます。国債価格が反落すると、株価の動きに変化が出てくると思われます。
◆DMI◆
DMIは、RSIやストキャスティクスなどの逆張り系指標が一方に傾くトレンドに役に経たないため、その欠点をカバーする順張り指標として開発され、トレンドの有無と強弱を探ろうとするものです。
DMIは、終値の比較ではなく、当日の高値安値が前日の高値安値に比べてどちらが大きいかということを基準に相場の強弱を判定します。
上昇トレンドの場合は、前日の高値を当日の高値が更新することが多いことや、下降トレンドの場合は、前日の安値を当日の安値が更新することが多いことなどによりトレンドが変化することを利用したものです。
DMIの構成指数
「+DI」株価の上昇の大きさを示す
「-DI」株価の下降の大きさを示す
「ADX」株価のトレンドの強さを示す
「ADXR」ADXの単純移動平均を示す
【買いシグナル】Gクロス
+DIが-DIを下から上抜いた時
【売りシグナル】Dクロス
+DIが-DIを上から割り込んだ時
過去のDMIの検証
東証1部 日本電産(6594)を取り上げて検証してみましょう。
▼参照画像:日本電産(6594)

2月下旬に+Dと-DがGクロスしましたので買いタイミングとなります。その後、+DIが-DIを上回っていますので上昇トレンドを表しています。また、ADX・ADX-Rは共に上向きですから、トレンドの強さを表しています。
その後、4月に入る頃、ADXが陰転しましたので、トレンドの勢いが弱まっていることを表しています。したがって、4月上旬は+DIが上回っていますが、株価は上昇トレンドの中で調整局面の動きになる可能性があります。
つまり、短期間に利益を上げる場合は、+Dと-Dのクロスだけでなく、ADX-Rの向きも考慮する必要があります。
4月初旬には、+Dと-DがDクロスしましたので売りタイミングとなります。今度は、-DIが+DIを上回っていますので下降トレンドとなります。また、ADXは4月初旬には下向きですから下降トレンドの勢いも弱く、株価はやや横ばいとなっています。その後、ADXが上向きで転ずると、下降トレンド勢いが強まり、株価は下落が加速しています。もち合い状態の時、+DIと-DIのクロスを頻繁に繰り返します。
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