株の達人新聞 平成22年08月30日
◆8月第4週の日経平均株価の動向と今後◆

9月第1週の主な市場スケジュール
| 8月30日(月) | 7月個人所得・支出(米国) |
| 8月31日(火) | 7月鉱工業生産指数(8時50分) 7月住宅着工件数(14時) 6月S&Pケースシラー住宅件数(米国) |
| 9月1日(水) | 8月ADP雇用統計(米国) 8月ISM製造業景気指数(米国) |
| 9月2日(水) | 8月マネタリーベース(8時50分) 7月製造業受注指数(米国) |
| 9月3日(金) | 8月雇用統計(米国) 8月ISM非製造業景気指数(米国) |
テクニカル分析
月足チャートでは、60ヵ月移動平均線は下向きで、株価は同線を30%以上下回っています。6ヵ月移動平均線も下回っていますので、同線を上値抵抗線なっている間は下降基調の動きです。また、依然24ヶ月移動平均線が上値抵抗線となっていますが、3ヶ月移動平均線も下回っていますので下降基調の動きです。
日足チャートでは、75日・200日移動平均線共に下向きで、200日移動平均線の下に75日移動平均線があります。株価は、75日移動平均線を下回っていますので、同線を上値抵抗線としている間は中期的に下降基調の動きです。
短期的には、27日時点で5日移動平均線を上回りましたが、10日移動平均線が上値抵抗線としている間は下降基調の動きになると思われます。10日移動平均線を上抜けると、一旦戻り上値を確認する動きから下げ渋り、もみ合い状態になる可能性があります。
27日時点で陽線となり、前日の足をつつむ足を形成しています。安値圏で形成されたので反転を暗示。目先は、8月10日と19日高値を結んだ線が上値抵抗線となっている間は下降基調ですが、上抜けると8月19日高値が意識され、下げ渋りの動きになると思われます。
75日線形回帰トレンドは下降トレンドですが、株価は±1μの範囲で推移しています。25日線形回帰トレンドは下降トレンドで、株価は±1μの範囲で推移しています。中心線を上抜けると一旦下げ渋りの動きになる可能性があります。
20日ボリンジャーバンドは、バンド幅が拡大傾向で、株価は-1σを割り込んでいます。今後、-1σを下回っている間は下降基調の動きで、上回れば一旦下げ止まりの動きになると思われます。
MACDはやや下向きですから下降基調の動きです。陽転すると、一旦下げ渋り、目先は戻り上値を確認後、もみ合いになる可能性があると思われます。
◆平均足(コマ足)◆
平均足とは、通常のローソク足を応用して、四本値を修正して作成される指標で、値動きのブレを排除してトレンドがわかりやすく捉える事ができます。
平均足(コマ足)の見方
- 陽線は上昇トレンド、陰線は下降トレンド
- 前日の実体線より短い実体線が出たらトレンドが変化する兆候
- 陽線で下ひげが出た場合は売り、陽線でも下ひげが長いほど弱気相場
- 陰線で上ひげが出た場合は買い、陰線でも上ひげが長いほど強気相場
- 寄り引けが同値であり、上下にひげがつくとトレンドの変化
平均足(コマ足)の特徴
平均足が陽線(赤色)のときは上昇基調、陰線(青色)のときは下降基調となっています。
また、上昇基調の時の特徴に、平均足の陽線に下ひげが出ない傾向になります。反対に、下降基調の時の特徴に、平均足の陰線に上ひげが出ない傾向になります。
したがって、平均足の陽線に下ひげが出た場合や陰線に上ひげが出た場合は、トレンド転換の可能性を暗示しています。
過去の平均足(コマ足)の検証
東証1部 日本農薬(4997)を検証してしましょう。
▼参照画像:日本農薬(4997)

株価は、5〜6月の間は高値が切り下がり、安値更新する動きで下降基調となっています。平均足は、陽線が出ることもありましたが、比較的陰線が多く出ています。
単純に、平均足の陽転で買い、陰転で売りとすると、買いポジションの時はすぐに手仕舞い売りをしなければならなく、損切りとなるケースもあります。
平均足にボリンジャーバンドを重ねて表示させることで、より平均足の精度を上げることができます。例えば、5〜6月には平均足がボリンジャーバンドの中心線を上回ることなく下落しています。ボリンジャーバンドの中心線も下向きですから上値抵抗線となることが予想されますので、戻り売りスタンスで平均足の陰転のみ売買タイミングとして捉えれば勝率もアップすると思われます。
ボリンジャーバンドが横ばいになった時は、逆張り手法を活用して、平均足がボリンジャーバンドの上限で陰転したら売り、下限で陽転したら買いとする方法をとります。
8月以降は、ボリンジャーバンドのバンド幅が拡大傾向となっていますので、順張り手法を活用して、ボリンジャーバンドの上限で陽転したら買いとする方法を取ります。
このように平均足と他のテクニカル指標を活用することで、分析の精度を上げることができると思われます。
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