株の達人新聞 平成22年09月06日

◆9月第1週の日経平均株価の動向と今後◆


日経平均

9月第2週の主な市場スケジュール

6日(月) 日銀金融政策決定会合(〜7日)
米国市場休場
7日(火) 7月景気動向指数(14時)
8日(水) 7月機械受注(8時50分)
7月国際収支(8時50分)
8月マネーストック(8時50分)
8月景気ウォッチャー調査(14時)
9日(木) 7-9月期法人企業景気予測調査(8時50分)
8月消費者動向指数(14時)
7月貿易収支(米国)
10日(金) 先物オプションSQ
8月企業物価指数(8時50分)
7月卸売在庫(米国)

テクニカル分析

月足チャートは、60ヶ月移動平均線は下向きで、株価は同線を30%以上下回っています。6ヶ月移動平均線も下回っていますので、同線が上値抵抗線となっている間は下降基調の動きです。また、3ヶ月移動平均線も下回っていますので弱い状態となっています。

日足チャートでは、75日・200日移動平均線共に下向きで、200日移動平均線の上に75日移動平均線があります。株価は、75日移動平均線を下回っていますので、同線が上値抵抗線となっている間は中期的には下降基調の動きです。

短期的には、5日と10日移動平均線がGクロスとなり、株価は5日移動平均線を上回っています。10日移動平均線を下値支持線としている間は下げ渋りの動きになると思われます。しかし、8月25日から9月1日の安値圏での下値の固さを感じさせますが、8月30日の上ひげ陽線が戻り売り圧力の強さを暗示しています。したがって、上値のシコリが解消されないと、25日移動平均線が下向きで、同線が上値抵抗線となる可能性があります。

4月27日と8月3日高値を結んだ線が上値抵抗線となっている間は下降基調の動きと思われます。ただ、8月10日と19日高値を結んだ線を上回っていますので、同線を下値支持線としている場合、9月1日安値を割り込まないことが条件になりますが下げ渋りの動きになると思われます。

75日線形回帰トレンドは下降トレンドで、株価は±1μの範囲で推移しています。中心線を上抜けると、+1μまでの上昇余地も出てきます。25日線形回帰トレンドは下降トレンドで、株価は±1μの範囲で推移し、3日時点で+1μまで上昇しています。今後、+1μを上抜けると一旦下げ渋りの動きになると思われます。

裁定買い残は若干8月24日から減少傾向となっています。9月の先物オプションのSQに向けて、解消売りが出ていると思われます。裁定買い残が減少傾向が継続する場合は上値が重くなる思われます。

◆ボリンジャーバンド◆

株価の勢いの変化や反転の目安、方向を見る指標です。一定期間のデータの標準偏差(シグマ=σ)を算出し、移動平均線に対してシグマの2〜3倍を加算したものをバンドの上端、減算したものを下端として表示します。
ボリンジャバンドは、値動きが激しくなっても、緩やかになっても、移動平均線を中心にした上下のバンドに向けて株価が上下する、または、上下のバンドを大きく突破しないという特徴を利用します。

ボリンジャーバンドの売買ポイント

【逆張り手法】
プラスマイナス1〜3σを各々下値支持線や上値抵抗線と考え、株価がマイナス1〜3σにきたときに買いポイントプラス1〜3σにきたときに売りポイントとみます。

【順張り手法】
プラスマイナス2〜3σを超えて推移したときは、これまでのトレンドが転換した可能性があるので、マイナス2〜3σにきたときは売りポイントプラス2〜3σにきたときは買いポイントとみます。

→さらに詳しい「ボリンジャーバンド」の見方・使い方はコチラ

過去のボリンジャーバンドの検証

東証1部 積水ハウス(1928)を取り上げて検証してみましょう。

▼参照画像:積水ハウス(1928)
積水ハウス(1928)

200日移動平均線の下に75日移動平均線があり、株価は75日移動平均線を下回っています。20日ボリンジャーバンドでは、5月以降、株価が75日移動平均線を割り込んでから、中心線以下で推移する日が多くなっています。

ボリンジャーバンドは、バンド幅が拡大したり収縮したりしますので、単純にバンドの上限で売りタイミング、下限で買いタイミングとは判断できません。4月中旬以降、株価はバンドの下限で買いポイントとした場合、その後株価は大幅に下落していますので損失となります。

株価がバンドの中心線より上や下の一方に片寄った動いたときは、バンド幅が縮小状態から拡大傾向と転換しています。したがって、バンド幅の動きに注目して売買を行う必要があります。そもそもボリンジャーバンドは株価を統計的に捉えて作成された指標なので、株価がバンド内に収まる確率を利用して売買タイミングとする方法が一般的ですが、それは株価の動きがボックス相場の時に有効となります。積水ハウスみたいにバンド幅の変化が大きい場合は、見方を買える必要があります。

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