株の達人新聞 平成22年09月21日
◆9月第3週の日経平均株価の動向と今後◆

9月第4週の主な市場スケジュール
| 21日(火) | FOMC(米国) 8月住宅着工件数(米国) |
| 22日(水) | 7月全産業活動指数(13時半) |
| 23日(木) | 8月中古住宅販売件数(米国) |
| 24日(金) | 8月耐久財受注(米国) 8月新築住宅販売件数(米国) |
テクニカル分析
月足チャートは、60ヶ月移動平均線は下向きで、株価は同線を30%前後下回っています。6ヶ月移動平均線も下回っていますので、同線を上値抵抗線としている間は下降基調の動きになると思われます。また、24ヶ月移動平均線を上回る動きとなっていますが、同線が下向きなため上昇の勢いが継続するか確認する必要があります。
日足チャートでは、75日移動平均線は下向き、200日移動平均線はやや横ばいで、200日移動平均線の下に75日移動平均線があります。株価は、75日移動平均線を上回っていますので、同線を下値支持線としている間は値固めの動きになると思われます。
短期的には、5日移動平均線を上回っていますので上昇基調の動きと思われます。しかし、17日時点で25日カイリ率は+5%弱となっていますので、目先は調整の動きとなる可能性があると思われます。
6月21日と8月3日高値を結んだ線が上値抵抗線となっていましたが、同線をブレイクしましたので、上昇転換の動きと思われます。ただ、リターンムーブの動きで6月21日と8月3日高値を結んだ線が下値支持線となるか確認する動きになることも考えられます。
また、中期的に見ると4月5日高値から9月1日安値までの下落幅の3分の1戻しのレベルまで上昇していますので、同レンジで一服となるか、一気に50%戻しまで上昇するか注視する必要があると思われます。
75日線形回帰トレンドは下降トレンドで、株価は+1μを上回っていますのでトレンド転換する可能性があります。25日線形回帰トレンドは上昇トレンドで、株価は+1μを上回っています。今後、中心線を下値支持線とした場合、上昇基調の動きが継続すると思われます。
20日ボリンジャーバンドは、バンド幅が拡大傾向で、株価は+2σを上回っています。今後、+1σを上回っている間は上昇基調の動きと思われますので、同線を維持できるかがポイントになります。
陰陽足は、3・4・5・7日共に陽線で、上昇基調の動きとなっています。5日陰陽足が陰転するには、上記チャートの青い線を株価が割り込む動きの時になります。
ドル円の為替は、為替介入から基調が急展開して、上値抵抗線となっていた25日移動平均線を上回っています。同線が下値支持線となっている間は円高にはなりにくい状況と思われます。
◆線形回帰トレンド◆
線形回帰トレンドは、統計学的な指標で、株価の散らばりの合計を最小化する回帰直線を引くというトレンド系追随型指標です。
ボリンジャーバンドでは中心線に移動平均線を使用しますが、線形回帰トレンドでは中心線に回帰直線を使用します。回帰直線は、相場の方向性やトレンドを表わし、株価が上昇したり下降したりしますが、終値の中心を通るように線が引かれます。その線に標準誤差を加減した線をつけることによって抵抗線や支持線として活用することができます。
【トレンド】
相場が徐々に変動しているときは緩やかに傾き、急速に変動 しているときは傾きも急になります。
【変動幅】
相場に動きがないときは幅が狭く、動きがあるときは拡大します。一般的に相場が上昇するときは、株価が中心線を上抜き、上方で推移します。逆に下降するときは、株価が中心線を下抜き、下方で推移します。
過去の線形回帰トレンドの検証
東証1部 スカパーJSATHD(9412)を取り上げて検証してみましょう。
▼参照画像:スカパーJSATHD(9412)

9月15日時点の75日線形回帰トレンド(水色)は下降トレンドで、株価は±1μの範囲で推移しています。下降トレンドの場合、+1μを上値抵抗線としているため、同線を上抜けるとトレンド転換する動きとなり、線形回帰トレンドが下向きから上向きに徐々に転換する動きとなります。ただ、-1μを下回ると再度下降転換する可能性があると思われます。
また、株価の振幅が小さい時は、線形回帰トレンドの幅が狭くなります。反対に、9月15日時点から70日前の線形回帰トレンドは、株価の振幅が大きく、線形回帰トレンドの幅も広くなっています。
また、強い上昇トレンドからトレンド転換する場合は、線形回帰トレンドの-1μを割り込む動きになることが多くあります。反対に、強い下降トレンドからトレンド転換する場合は、線形回帰トレンドの+1μを上回る動きになることが多くあります。
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