高岡隆一の株達の極意 伝授します! 2016年12月12日

今週12/15に注目

予想も出来ないほどの堅調な株式市場だが、今週の注目点はトランプ次期大統領の記者会見(12/15)。市場が期待するソフト路線を強調するのか、選挙期間中の発言通り過激な政策を打ち出すのか、大いに注目だ。

当面、米国株は崩れにくいと思う。トランプ次期大統領は米国ファーストを最大の目的としているので、米国にお金が流れやすい政策を行うはず。故に米国株が下げる時は材料を織り込んだ時かトランプ氏の方針が一転二転し始めた時だけだろうから、簡単にはコケないと思う。

一方のトランプ人気で上昇している周辺国は別。
ドル高からドル安に転じた場合、日本のような円安期待で上昇している市場は厳しいだろう。注意点ではドル高反対派が重要経済閣僚になった場合。または今週のトランプ氏の発言でドル高反対を痛烈に発言したなら、今の相場は崩れる可能性もありその辺が当面のポイントである。

チャート

相場の中身を見ると、主力大型株と先物が元気が良く上昇、小型株や内需系銘柄は見送られる。

良く解釈すれば、相場の初期は大型株と先物が買われやすい。そして第二巡目以降は小型株や出遅れ株が買われやすい。今は第一巡目なので大型株が有利なのだ、こう言う見方。

悪く解釈すると、強気はトランプ氏のドル高是正発言までの短期勝負。売買するのに手間のかかる薄商い株をジックリ持つのではなく、大商いが可能な主力株の一部と先物で勝負。何時でも降りられるよう保険をかけている、こういう見方も出来よう。

果たしてどうなるか高岡には見当もつかないのだが、久々の上昇相場、この強い相場が少なくとも大統領就任式の来年1/20辺りまで続いて欲しいものです。

良いお年をお迎え下さい。

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