高岡隆一の株達の極意 伝授します! 2015年05月11日

基調好転となるか

5/7には19257円まで下げ高値から1000円幅の調整となった。一頃の勢いが感じられない東京市場だが、この押し目が起点になるかどうか。

懸念材料はいくつかある。
先週末発表の米国雇用統計は改善されたものの、3月分は下方修正され本格回復か予断を許さないこと。
中国は追加利下げを決定、株にはプラスだろうがそれだけ経済が減速している証、必ずしも日本経済にとって喜べない。
ギリシャ問題も厄介だ。ここもと世界的な金利上昇が見られるが、これは行き過ぎた低金利への巻き戻しなのか、ギリシャ問題への懸念が含まれているのか、見極めが困難なこと。
国内企業の業績、相変わらず予想値は慎重が目立ち期待したほどの伸びは年後半から来年、この辺りに先送りされそうなこと。

加えてテクニカル面。
2週間サイクルの短いものはそろそろボトム、一旦反転は想定できる。

図-1
図-1

しかし、それよりも長い1ヶ月弱のサイクルは調整が始まったばかり。タイミング的にはまだまだ日柄調整不足の状態だ。
日足テクニカルでこう言う状況なのだから、週足テクニカルの調整は始まったばかり。買いサイン点滅にはまだまだ時間が必要となる。

図-2
図-2

ただし希望はある。2週サイクルではそろそろ買いサイン、この勢いで日経平均が反転開始し、割り込んでいる25日線を越え19800円辺りにある上値の節を抜いてくるとトレンドは一気に好転。19800円~25日線を割らない間は買い、こう変化する。

そのため買い方は19800円や10日線などでトレンド判断をして、上手に「押し引き」の売買を心がけたい。さて基調好転となるかどうか!!!

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