高岡隆一の株達の極意 伝授します! 2016年06月13日

分岐点の週

今週は14日からFOMC、15日からは日銀金融政策決定会合。重要なイベントを控えている。そしてこれらが株や為替を大きく動かす可能性がある。

過去の日銀緩和策、13年4月や14年10月は「円安+株高」となり大成功だった。しかしその後の15年12月や16年1月の政策は「円高+株安」を招き失敗。さらに追加緩和を見送った直近も「円高+株安」を招くなど、日銀が動けば「円高+株安」が最近のトレンド。よほど市場の反応を緻密に予想した政策を打たないと、打っても株安、見送っても株安。こう言う結果になりかねない。

投資家として市場の反応を見てから動くなら、FOMCと日銀の両方を見てからでないと、「引っかかる」可能性がある。

ではオプションでコールとプットを買い、上下どちらかに大きく動いたなら一方を外す、こう言う作戦もある。ただオプションのプレミアムのマイナス分を補うほど上下どちらかに大きく動くかどうか。
イエレン議長がFOMC後の会見で、急激な円高を招くような発言をするとは考えにくいからだ。
となるとあとは日銀への反応。市場が1000円も2000円も株安方向に走るか????
プラスのサプライズがあると良いのだが、膠着・ジリ貧、こんな感じかも知れない。

いずれにせよ大きく動けばチャンス、前向きの考えるしかないと思う。

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