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2月の米・雇用統計は29.5万人増と予想(25万人増)を大きく上回った。これを受けアメリカ市場は、為替がドル独歩高となり、債券金利が上昇(債券安)、株式は軒並み下落した。
3/6に高値18979円をつけるなど強い上昇続ける日本株だが、このアメリカ市場の動きをどう捉えるのか、それが今週の1つの焦点。121円台を付けた円安を好感するのか、それとも300ドル下げたNYダウ(CME18860円)などを懸念するのか。
2007年1~3NYダウ日足
先週の日経平均は2日間スピード調整挟んだが、チャートは転換線やボリンジャー「+1」を下値に切り返し、3/6に再び高値を更新するなど強い流れ(上昇トレンド)を続ける。二段上げとして「19000円台~20000円」を目指す流れにあるが、逆にここで調整入れるなら「転換線、ボリ+1」を試し、上昇基調を維持できるか否か改めて試すことになる。。
相場は「流れ(トレンド)に従う」のが基本であり、上昇トレンドが続くうちは「もうはまだ」となるので流れに逆らうべきではない。だが、テクニカルが軒並み過熱警戒を発しており、「転換線、+1σ」を割るなら過熱が前面に出てきて「まだはもう」となり兼ねず、一旦慎重に身構えることが一策となる。。
日経平均日足
「3/6」は満月、日足雲クロス、1/28高値→26日、ECBの量的緩和宣言(1/22)→33日目などの重なる重要変化日。今週の相場次第では3/6高値18979円が「変化日天井」になる可能性否めない。そして1/18安値から引く下値抵抗線が今週16500円台となり、3/4安値18586円と同水準になることから、この18586円が当面の「陰転」ポイントになる。もし陰転するならキャッシュポジション高めることは言うまでもない。
政策・金融相場として日米欧の株式市場は未曾有の「同時株高」を演じている。テクニカルの過熱をよそに「政策に逆らうな」と言わんばかりだが、日経平均は2007年も2000年も3月に調整を入れている。どちらも大天井の予兆となる調整であっただけに、この3月も注視される。
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