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日米とも「もみ合い」継続
先週のNYダウは一時危うかった。13日に184ドル安17959ドルまであり、もみ合いを下放れかけたがそこで下ヒゲ伸ばし、週末14日は39ドル高18138ドルで終えた。週足のネックライン上で下放れを回避した格好だが、かと言って割り込んだ75日線や日足往来上限の18400ドルを抜いた訳でもなく日足は調整基調にあり、引き続き「もみ合い」とみて今後の「放れ足」に注目しておきたい。
NYダウ週足
NYダウの日足一目は、雲が18190~18300ドルと狭くなるので、この雲から抜ける方向もポイントになる。イエレンマジックで金融相場続くなら上放れて高値挑戦の可能性もある。だが、週足では昨年来のネックラインと年初来の下値抵抗線が18000ドル近辺で重なり大きな下値ポイントになっている。13日に切り返した安値17959ドルをこの先もし割り込むなら、世界の屋台骨でもあり「同時株安」のリスク台頭も想定される。
NYダウ日足
日経平均は、11日に17074円まで上げたが日足の往来上限や52週線に頭を叩かれ、先週は16856円で終え「もみ合い」を継続した。25日線、200日線、日足雲などを上抜き、為替(ドル円)も104円台を回復するなど日本株には「好転」の兆しが出始めている。その意味で、頭を押さえている52週線(17111円)抜けがポイントになるが、抜くまではNYダウや為替を横にらみに「16500~17000円」ゾーンでもみ合いが続こう。
日経平均週足
日経平均日足
為替日足
10/25にJR九州上場もあり証券界は先高観測で一致する。いま平穏漂うマーケットだが、長引く薄商いは日銀の異常介入や超高速取引に伴う弊害(投資家離れ)も指摘されている。「閑散に売りなし」か、それとも「嵐の前の静けさ」か、その答えはNYダウが握っているように思える。
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