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クリスマス前
今年も残り2週間あまり。NYダウはクリマス前にラストスパート、最高値を24688ドルに大きく伸ばし、ナスダック、S&Pも最高値更新だ。
NYダウ日足
一方、日経平均は4日続落するなど22000円台のもみ合い圏にとどまったまま。外国人投資家が4週連続で売り越すほか、個人の年末特有の税対策売りが上値を重くしているようだ。ただ、先週の米国株の上昇で今週は反発して始まるだろう。外国人は間もなくクリスマス休暇に入るので売り圧力も低下しよう。そうなれば、うまくすれば「掉尾の一振」、年末にかけて22000円台の往来を上放れで、11/9高値23382円に挑戦、年初来高値で今年を締めることも可能だろう。
日経平均日足一目
日足では25日線を下回っているが、25日線が横這っているので日経平均は上に行ったり割り込んだりしやすいところ。一目均衡表の雲が今週22300円台にせり上がってくるので、下値のポイントとして意識されるだろう。それを割り込むようだと注意必要だが、年末は需要も旺盛になるのですぐの下割れ懸念は小さいと思われる。
ただし、新春になると分からない。アベノミクスの過去4回の新春相場はいずれも芳しくなく、ヘッジファンドが新年にまず売りから動くことが背景にあると思われる。快調に高値を更新する米国株も、クリスマス前に利益確定売りが出やすく、暫定予算の期限も迎える。日本ではマインド盛り上がる年末年始だが、ひとまず年内までと冷静に割り切って個別株を対応するのが無難だろう。
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