富田のトレチャ 2018年11月12日

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当然のスピード調整

思惑通り、日経平均は10月末21000円処で底打ち反転、11月の足取りは順調だ。米国中間選挙の結果の出た7日は乱高下したが、米国市場が大きく上昇したのを受けて8日は401円高22486円と急伸、22583円まで上値を伸ばした。中間選挙の結果はともかく、イベント通過で買い戻しが優勢になった。

日足チャートは22300円台の25日線と200日線を上抜き、75日線(22686円)や半値戻し(22710円)に迫ってきた。8日のFOMC、9日のミニSQと次のイベントを通過し、節目に差しかかた日経平均は一服入れてもおかしくない。NYダウも8日に26277ドルまで戻し、75日線を上抜き72%戻りを達成するなど順調な戻りだが、長期金利(10年債)が3.4%と再び上昇を始めておりNYもそろそろ一服する可能性がある。

NYダウ日足
NYダウ日足

米10年債利回り
米10年債利回り

ただ、ここからのマーケットは23日のブラックフライデー、月末のG20(米中首脳会談)に目が向かうので、調整入れれば押し目買いをまた強めて来るだろう。

日経平均の一目均衡表を見ると、遅行線が雲(22205~22349円)に抵触したが、ここを抜くと次は時価の雲(12日23149~23699円)を目指すことになる。三分の二戻し(10月の下落幅3479円)が同水準の23290円なので、今月は23200円指向もあり得る。上昇すれば12月のボーナス資金獲得使命のある証券関係者はこぞって強気観測を出してくるだろう。

日経平均日足
日経平均日足

そのように皆が強気に傾いてきたときに「注意」が必要になるとみている。それまではアヤ戻り(リバウンド)が続く可能性あり、目先の調整はスピード調整として「押し目買い」を探るところになりそうだ。

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