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高値圏で迎える変化日
暑さ寒さも彼岸まで。今週はもうお彼岸でサクラの便りも聞こえてくる。抵抗線を割り込んだマーケットには「彼岸底」懸念を抱いたが、米国のS&Pとナスダックがスピード調整を挟んで再び年初来高値を更新しており、その懸念は杞憂に終わりそうだ。ただ、だからといってカンカンの強気になれるとは限らない。カネ余りを背景とした需給相場が再開したものの、ボーイングの関係で出遅れたNYダウが高値を更新すると高値更新の揃い踏みとなり、利食いの動きも出やすくなる。「暑さも彼岸まで」という流れも一応頭には入れておく。
ナスダックは15日に7714(ポイント)まで上げ、3/4高値7643を更新。S&Pも2830(ポイント)まで上げ3/4高値2816を上抜き、どちらも10月の高値を目指す流れに入ってきた。こうなるとボーイング1社の影響で出遅れたNYダウ(15日25848ドル)だが、2/25高値26241ドル突破が時間の問題と言えるだろう。
S&P日足
NYダウ日足
ただし、米国株は高値を更新すると達成感から頭を打つ傾向がある。また、米中貿易交渉の進展観測や低金利が蒸し返されたが、15日の米国はSQ(トリプルウィッチ)で3指数とも踏み上げられた可能性もある。
15日の米国株が上げたことで、今週の日経平均は上昇して始まるだろう。3月期末の配当取り(最終26日)も近付き買いを誘うことも想定され、3/4高値21860円や200日線(21982円)突破を試す可能性も出てこよう。ただし、日本市場は21日が祭日で、20日、22日が変化日(3/4高値→13日、3/11安値→9日)で、20日は米国FOMC、21日はEUの首脳会談とイベントも重なり。
日経平均日足
イイとこ取りで同時株高の様相強めるが、今週は米国を含めてポイントになりやすいことを承知しておきたい。
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