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抵抗線に従う
今週最大の焦点は、28日のG20サミットに合わせて行われる「米中首脳会談」であることは言うまでもない。その前に、26日の国会会期末に合わせて「解散」があるのかどうかもチョット焦点だが、 いまのところ「死んだふり解散」はなさそうだ。
そうなると、マーケットは様子見気分を強めるかも知れない。もちろん、トランプが得意のツイートで変なことを語るなら話も変わるが、いまのところチャートとしてはG20のあと、7月になってどう動き出すかがポイントになりそうだ。チャート的には昨年12/26安値から今週がちょうど「安値期日」に当たり、ここらで高値を打つシナリオもあり得る。
NYダウ日足
そこできょうはチャートに抵抗線を引いておこう。米中協議の進展期待でNYダウは一気に昨年10月の最高値26951ドルに迫り、日経平均も鈍いながらも21500円水準まで戻してきた。どちらも日足は二段上げとなり、チャートには「下値抵抗線」が引ける。
短期的にはこの下値抵抗線がポイントで、これを維持しているうちは上値追い続くが、割り込むと調整(もたつき)入りが色濃くなる。こういった見方をまず基本にしておきたい。
もう一つ、日足で気になるのは為替(ドル円)で、4/24の112円41銭から三段下げとなり21日は107円05銭まで円高を進めた。日足にはこの三段下げに上値抵抗線が引ける。それをクリアーしなければ日本株の足取りは重いままだろう。だが、この抵抗線を上抜くなら日本株は軽い足取りを取戻し、選挙の7/21に向けて「政策相場」の可能性も出てこよう。
ドル円日足
日経平均日足
その意味で日経平均の下値抵抗線に注目しておくが、因みに一度割り込んでも、そのあと21500円を抜いくなら下値抵抗線を引き直して、また同じような見方をすればよい。イベントにマーケットは振りまわされるだろうが、NYダウ、為替も抵抗線をベースに見ておくのがポイントだ。
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