富田のトレチャ 2020年06月29日

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コロナも株も第二波懸念

日本では「9984SBG」がワイヤーカードの子会社に出資(10憶ドル?)と言われているが(未確認)、米国の投資銀行もDAX採用のワイヤーカードに出資している可能性は小さくない。また、世界を窮地に陥れたコロナショックの影響が徐々に金融市場で表面化してきたことも気になる。

そして26日のNYダウは25015-730ドルと大きく反落し、日足チャートは25日線に続いて短期下値抵抗線を割り込んだ。6/15の安値24843ドルをかろうじて維持するが、それを割り込むと6/8高値(27580ドル)から下落二段下げが始まり、N波23874ドルや75日線23872ドルを模索する可能性が出てくる。

NYダウ日足
NYダウ日足

世界の余剰マネーが集中する米大手IT銘柄のあるナスダックだが、日足は6/23に高値10221ポイントの上ヒゲ伸ばす「宵の明星」を描き、26日に9757-259ポイントと下げて25日線にタッチしてきた。25日線は上昇基調を支える下値抵抗線と重なるだけに、下値の正念場として注視される。

ナスダック日足
ナスダック日足

日経平均は6/9高値23185円から調整入りも、25日線や200日線を下支えに踊り場を描いている。だが、カギ握るNYダウが下げ基調を臭わすことから日経平均も25日線割れのリスクは小さくなく、200日線や6/15安値21529円を模索することが想定される。
200日線と6/15安値「21529円」をもし割り込むなら、日経平均も二段下げに走りだすこと覚悟せねばならず、同時に彼岸底から上げてきた金融・財政緩和の金融相場が一旦終了して調整に向かうということを覚悟せねばならない。

日経日足
日経日足

いずれにせよ、全米を始め世界でコロナ感染拡大に歯止めがかからない現状では慎重姿勢を排除するわけにはいかない。

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