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始まった9月の乱高下
快進撃を続けていた米国株だが、先週後半に荒れた。NYダウは3日の朝方29199ドル高値を付けるが、その日に一時28074-1025ドルと突っ込み、4日の朝方27664-628ドルまで下げて高値から5.25%突っ込んだ(大引け28133-159ドル)。ナスダックは2日に高値を12074ポイントに伸ばしていたが、3日に一時11361-695ポイントと下げ、4日は朝方10875-582ポイントまで下げ、高値から約10%の調整を入れた(終値11313-144ポイント)。
高所に来ており風雨強まるのは仕方ない。ただ、どちらも4日は25日線(11289)を割ったところから押し目買いを強め、日足は下ヒゲ伸ばす「たぐり足」になった。過熱に伴い急調整を入れたが、FRBの低金利(過剰流動性)政策が続くことから「歓迎すべきスピード調整」と強気にみる投資家は少なくない。
NYダウ日足
とはいえ、RCIを見ると日足、週足とも過熱を強めている。9月はメジャーSQ(日本9/11、米国9/18)があり、四半期決算も意識されることからこれで短期調整を終えたかは疑問だ。アップルとテスラが8/31に大幅分割を実施し、小口の利益確定売りが出やすくなっている。NYダウ、ナスダックとも日足はタグリ足を見せたが、乱高下が想定される9月だけに少し様子見も必要だろう。25日線を維持できないようだと調整長引くこと覚悟しなければならない。
ナスダック週足
日本株はNY次第。日経平均先物も4日は25日線(22968円)を意識するようにしたヒゲ伸ばして23200円で終えたが、日足、週足とも厚い節目である24000円を前に足踏み、RCIは調整入りを漂わすだけに足踏み(往来)から下放れリスクあること否めず。NYダウ、ナスダックが明確に切り返すのを確認するまで様子見も一策と思われる。
日経平均先物週足
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