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3月後半、押し目買い
なんとNYダウは12日に32778+293ドルと6日続伸、過去最高値を32793ドルに伸ばした。1.9兆ドル(1400ドルの現金給付)の追加景気対策が決まったとはいえ、この続伸には正直驚きだ。カネ余りの金融相場が継続しているということなのだろう。
一方、長期金利上昇を背景に軟調だったナスダックは、高値から12.5%下げた5日の12397ポイントで下げ止まり、12日に12344ポイントまで戻して75日線と短期抵抗線を上抜き、25日線に迫った。12日は13319-78ポイントと一服したが、75日線を維持している。
ナスダック日足
米国株は2月中旬からグロース株からバリュー株へのシフトが鮮明だ。12日の米10年債利回りは1.62%に上昇しており、バリュー優位の流れが続くと思われる。そうなるとナスダックがどうなるのか気がかりだ。今週は17日にFOMCが、19日にトリプルウィッチング(SQ)があり、調整アノマリーの3月後半に入る。6日続伸のNYダウと、戻り試練のナスダックがどう動くのか注目したい。
米10年債利回り
そして、日経平均は12日に29717+506円と大きく4日続伸、5日の下ヒゲ安値28308円から上昇に転じ、25日線を抜いてきた。RCIが底値から反転して調整一巡感を漂わす。
日経平均日足
ただ、お彼岸の20日まであと1週間ある。19日に日銀決定会合があり、日本株も今週がポイントになる。バリュー株へのシフトを含めて、カギ握るのはやはり米国市場だろう。
3月後半はまだ荒い展開を覚悟するが、4月相場を踏まえるなら3月後半の押し目は「買い好機」になると思われる。
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