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秋、ジリ貧相場脱却へ
20日に一時26954円まで下げた日経平均だが、先週は買い戻しが優勢となり25日に27897円高値を付けた。その後は27日のジャクソンホール・パウエル議長の講演を控えて様子見となった。
そのパウエル議長の講演は、「テーパリングは年内開始が適当、利上げの直接的シグナルにはならない」というもので、27日の米国市場は「利上げを急がない」と捉えて「株高・ドル安・金利低下」とリスクオンで反応し、S&P500とナスダックは切り返して最高値を更新した。
ナスダック日足
日経平均先物は大証比220円高27860円で終えた。こうなると、様子見で一服していた日経平均は再び切り返して、28200円台でデッドクロスする200日線と75日線に挑戦することになろう。
日経平均先物日足
FRBのテーパリングを織り込み、NYダウなど米国株が上昇するなら、出遅れている日本株は75日線と200日線を突破して、2月から続く上値抵抗線の走る28700円近くまで上昇してもおかしくない。さらに、日本企業の業績は好調で、デルタ株の感染拡大がピークアウトし、不透明要因の政局が「秋」に出尽くすことから、日経平均はさらに見直し強めて「3万円」方向に挑戦することも想定される。
NYダウ日足
日経平均の週足RCI(9週、13週、26週)は底値圏に集まっている。8月に悪条件が重なり安値を付けたが、6ヶ月以上にわたるジリ貧相場を脱出するなら「3万円台」は決して無理な水準ではない。この秋はそういった期待をにじませており、9月相場となる今週はその入り口になる可能性がある。
日経平均週足
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