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62%戻し達成、次に動く方向が大事
9/14高値30795円から10/6に27293円まで急落した日経平均だが、その後は戻りに転じ、10/20に29489円まで戻した。10/6までの下げ幅3502円に対して62%戻したことになる。半値戻しや三分の二戻しと同様、62%も黄金比率(0.618)として一つのメドであるから、10/20の29489円は一応マークしておくべきだろう。
22日の終値28804円は日足の200日線や75日線と重なる水準で、一種の収れんであるからここからの放れ足がポイントになる。
29489円を突破するなら、9/20のところの窓埋め(30001円)を兼ねて「3万円」を目指す可能性が出てくる。だが、突破できなければ調整懸念がくずぶり続ける。RCIは短期の9日線・13日線が10/20にデッドクロスし、月末から11月初旬まで調整基調が続く可能性ある。
日経平均日足
そして週足チャートを見ると、昨年のコロナショックから上昇して、いま日経平均の水準は「高値圏」でもあるので、いま下値を支えている52週線(28266円)や10/6安値27293円がチャートでは重要な下値ポイントになる。
日経平均週足
仮に調整して52週線を割り込むと、下値のメドが深くなるのは明らかだろう。週足のRCIはまだ調整過程にあるので、ここからの調整には注意したい。
今週は日本郵政の売り出し、日銀決定会合とECB理事会(28日)、そして31日が衆院選とG20、11/3にFOMCと重要スケジュールが続く。「選挙のあとは高い」との解説をよく目にするが、いまの地合いは過去の経験則が当てはまるとは限らない。日経平均の流れに従って対応して行きたい。
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